東福寺観音堂があるのは浜松市天竜区龍山町戸倉。『角川日本地名大辞典22静岡県』によれば・・・
とくら 戸倉<龍山村>
天竜川中流の左岸、秋葉山の西部に位置する。地名の由来は、行基が杉材を彫って造った浮屠(ぶっだ・仏像)を蔵を建てて納置したことによるという(風土記伝)
つまり、「戸倉」の地名は、東福寺観音堂に由来しているとの説がある、ということ。
秋葉ダムから県道285号を南下し、左折して山道に入 り、龍山大橋を見下ろす山の縁に東福寺があります。寺の横には、聖観世音菩薩を納めたお堂が建立されています。そして、お堂の柱には・・・
千二百年前行基菩薩が戸倉において尊像を彫刻祭祀(おまつり)して諸人の厄難を除くことを発願せられました
・・・の札が掲出されていました。