相月諏訪神社を訪ねる①―宮橋の擬宝珠
相月諏訪神社が祀られているのは、浜松市天竜区佐久間町城西地区の上日余集落。相月諏訪神社にも「龍神伝説」が残されています。
神社が鎮座するのは二方を小さな川に囲まれた高台。手前の「諏訪橋」、次の「宮橋」を渡り、神社境内へと登る石段の下に立ちます。
「昭和三十七年竣功」の宮橋は、北遠には珍しい太鼓橋。親柱は擬宝珠で飾られています。
ネギ坊主に似たこの擬宝珠については、仏教の宝珠に由来しているとする説があります。しかし、秋葉神社表参道の九里橋にも見られるように、神社参道で見かけることも多いのですが、「擬宝珠とはネギの臭気が魔除けにもなるため、葱帽子、葱坊主の当て字」とする説もあり、神仏習合時代の名残りとはしたくない思惑もあるようです。
宮橋を渡り、67段の長い石段を登れば鳥居が見えて来ます。
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