小畑招魂社を立ち去ろうとした時、私のナギの木センサーがピピッと反応しました。
招魂社にある2本のナギの木は、遠州地方の北限の更新。私が知る限り、遠州地方北限のナギの木は春野協働センター前ではなく、小畑招魂社であることが分かりました。
ナギの木の自生地の北限は山口県と言われているように、温暖な地を好む樹木。平重盛お手植えと言われる熊野速玉神社のナギの木が御神木とされ、その後、熊野信仰の広まりによって全国へと拡散して行ったナギの木ですが、まさか水窪で出会うとは思いませんでした。
まだ背が低く、植えられて間もないと思われましたが、小畑招魂社の創建が戦後であるとのことでしたので、生長が遅いナギの木ですから、その時に植えられたものかも知れません。