早春の青谷を歩く⑦―地獄の釜の蓋

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年03月21日 05:13

 青い花を咲かせていたキランソウはシソ科。漢字では「金瘡小草」と書かれ、別名は「地獄の釜の蓋」とも。この恐ろしい名前は、墓地などにも生え、キランソウの茎や葉が墓地を覆うところから名付けられたのだそうです。

 また、薬効が高いため、地獄の釜に蓋をするほどの効き目というところからの名前との説もあり、またの名を「医者殺し」とも。昔から咳や痰などの薬としても用いられて来たようです。

 春の彼岸の地獄の釜が開く頃に花が咲くからという説もあり、まさに今が開花の時期。葉はロゼット状で地を這うように広がっています。

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