2018年、ギフチョウに会いに枯山へ④―ヒメカンアオイの花とカタクリの蕾

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年03月16日 05:49

 枯山は「新・浜松の自然100選」の指定地。指定名は「枯山のギフチョウ」です。

 ギフチョウの幼虫の食草はヒメカンアオイ。地面にへばり付いて育つヒメカンアオイの花は、注意して見ないと見つけられません。そんな地味な花ですが、種を増やすには媒介昆虫が頼り。誘引物質を出すことでアリなどを誘い込んでいるのだそうです。

 羽化したギフチョウが好む花の1つが、同じ季節に花を咲かせるカタクリ。暗紫色の斑紋が入った葉はたくさん見られましたが、蕾が見られたのは1株だけ。

 カタクリの種子にも誘引物質が付いているようですので、偶然ですがヒメカンアオイと同じ仕掛けです。

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