枯山は「新・浜松の自然100選」の指定地。指定名は「枯山のギフチョウ」です。
ギフチョウの幼虫の食草はヒメカンアオイ。地面にへばり付いて育つヒメカンアオイの花は、注意して見ないと見つけられません。そんな地味な花ですが、種を増やすには媒介昆虫が頼り。誘引物質を出すことでアリなどを誘い込んでいるのだそうです。
羽化したギフチョウが好む花の1つが、同じ季節に花を咲かせるカタクリ。暗紫色の斑紋が入った葉はたくさん見られましたが、蕾が見られたのは1株だけ。
カタクリの種子にも誘引物質が付いているようですので、偶然ですがヒメカンアオイと同じ仕掛けです。