松山公園に登る⑦―展望台から見る佐久間ダム
コンクリート製の覆い屋に納められた「八十七番」の石仏の先に、赤っぽい鉄製の展望台が見えて来ました。
かつては屋根があったと思われますが、現在はなし。近頃は、あまり利用されているようにありません。
展望台に登って下を見下ろせば、見えた!天竜川が削ったV字の谷に、巨大なコンクリート建造物「佐久間ダム」の斜めに切り取られた上半分が見えます。
山の緑も白っぽく見えていますが、芽吹きの季節の新緑や秋の紅葉など、佐久間の山とダムとの対比の美しさが想像されます。
「佐久間ダム」完成当時に発行された絵葉書が2枚。ほぼ同じ構図で撮られた写真には、「佐久間ダムの遠望 高さ150M長さ291M佐久間ダムの遠望 昭和31年10月15日竣工式をあげた。」「景勝松山公園より佐久間ダムの遠望」とあり、ともに撮影ポイントは「松山公園」。
「佐久間ダム」を眺めるなら「松山公園」。堰堤近くから眺めるのとは一味違う俯瞰の風景を、手に取るように見ることができます。
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