「松山公園」の石仏群は、入口から始まります。少し大きな弘法大師像の脇に並ぶ祠の中に、稲束を担いだ「稲荷神」と思われる石仏が祀られていました。
「お稲荷さん」と言えば赤い鳥居と狐が知られている神社ですが、「稲荷」は本来は「稲生」の農業神。神仏混淆の考えに基づけば、白狐に乗る「荼枳尼天(だきにてん)」と同一視されています。
その隣りには「手引観音尊」と刻まれた三面六臂の石仏も。念願成就のため、「松山公園」の写し霊場をお参りすることを誘っています。
「松山公園」の入口から展望台までは約1キロ。クネクネと曲がりくねった山道を覚悟しながら、歩き始めました。