松山公園に登る③―弘法大師、稲荷神と手引観音

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年03月19日 05:45

 「松山公園」の石仏群は、入口から始まります。少し大きな弘法大師像の脇に並ぶ祠の中に、稲束を担いだ「稲荷神」と思われる石仏が祀られていました。

 「お稲荷さん」と言えば赤い鳥居と狐が知られている神社ですが、「稲荷」は本来は「稲生」の農業神。神仏混淆の考えに基づけば、白狐に乗る「荼枳尼天(だきにてん)」と同一視されています。

 その隣りには「手引観音尊」と刻まれた三面六臂の石仏も。念願成就のため、「松山公園」の写し霊場をお参りすることを誘っています。

 「松山公園」の入口から展望台までは約1キロ。クネクネと曲がりくねった山道を覚悟しながら、歩き始めました。

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