浜松市天竜区佐久間町の平沢、松山公園を訪ねたのは3月2日。公園と名付けられてはいますが、広場に遊具が備えられた公園とは違い、弘法大師像と四国十八ヶ所霊場の本尊が並ぶ写し霊場となっています。
入口は馬背神社裏、標高185メートルほどの場所。展望台がある山頂は約350メートルですから、高低差165メートルほどを一気上がる山道です。訪れる人が少なくなった山道にはシダ類などが茂るブッシュ状態で、春から秋にはヤマビルやマダニが多くなったと聞き、訪れるならこの季節です。
五葉松が青く天竜に姿を写し、乳母子様や新四国八十八ヶ所の弘法大師を祭った松山公園、この山頂からの佐久間ダムは雄大な自然に調和し、柔和にして女性的な美しさである。
佐久間ダム完成当時に発行された絵葉書「佐久間ダム遠望」に書かれていた「松山公園」の解説文。公園とは言え、遊具や芝生広場がある場所ではなく、急な坂道が続く山登りコースです。