山住神社本殿は曽布川藤次郎翁、拝殿はその次男の藤太郎が建てたことは分かっています。拝殿には、藤次郎翁の孫、藤太郎の子に当たる故・曽布川康明さんが奉納した額がありました。
奉納したのは「平成七年十月」ですから、今から約10年前。康明さんの家の隣りで書道塾を開いている書家・大谷青嵐先生の篆書額「童遊」。「童」も「遊」も、よく見る字とはかなり違いますので読みにくいのですが、康明さんの奥さまに確認しましたので、間違いないと思います。
もう1つの奉納額も青嵐先生の書。こちらは、李白の七言絶句「穐下荊門」を篆書体で書いたもの。
霜落荊門江樹空 布帆無恙掛(挂)穐(秋)風
此行不為鱸魚鱠 自愛名山入炙中
詩の意味は、皆さんが調べてみてください。