麓橋の参道入口を出発して約1時間45分、標高540メートルの山頂付近に残る光明山遺跡に到着しました。最後の町石は「第五十町」ですから、道のりは約5キロ。標高差は500メートルくらいでしょうか?
間違えたルートは帰り道で辿ることにし、先ずは遺跡の石積みの下を歩きます。「葉書の木」タラヨウの巨樹を仰ぎ見ながら、境内へと登る石段の下に立ちます。
石段の中段は、かつて仁王門があった場所。石段を登り切ると、壊れた常夜燈が転がっています。
これらおびただしい石造物を、一体誰がどのような方法で山頂まで運んだのでしょうか?
境内跡は、基礎石だけが残る枯れ野原。かつての大伽藍の面影はありませんが、「新・浜松の自然100選」にも選定されている眺望の良さは昔も今も変わりません。
さて、帰り道はどうしましょう?途中までは、通り損ねた道を歩き、後は林道光明線?でも、そんなことをすれば、車を止めた麓橋からは遠く離れてしまいます。どうしようかな?