光明山参道を登る⑥―鳥居跡と石積み
右の絵図は、見付の佐口行正さんに見せていただいた「遠江國光明山繪圖」。この絵図の左端、「西」の文字の下に描かれた鳥居が気になります。
かつての光明山は、他と同じく神仏混淆でしたので、参道の目印として当然のように鳥居が建てられていました。絵図は正確ではありませんが、その鳥居跡らしいものが、光明山の参道に残っています。
それは、参道の左右にほぼ同じ大きさで造られた石積み。ここが、鳥居跡ではないでしょうか?
さらに考えるなら、その奥に、同じく1対の穴が開いています。もしかしたら、石積みの上にあったのは1対の常夜燈であり、この穴に木製の柱が立っていたのかな?
少し手前には、明らかに人の手によって積まれた石組みが残っていました。道の崩れを防ぐためと言うよりも、辺りは平場になり、建物の基礎のよう。もしかしたら、茶屋のようなものが建っていたのかも知れません。
関連記事