参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社④―直會殿と随身像

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年02月26日 05:08

 上市場・熊野神社の鳥居をくぐり、石段を上がると、すぐに神殿に到達するのではなく、「直會殿」の額が掲げられた立派な門が建っています。

 「直會殿」とは「直会殿(なおらいでん)」のこと。祭事の後、神饌や神酒を下げて、氏子などが飲み食いする(共飲共食儀礼)ための建物です。

 左右の格子を覗くと、中にはぞれぞれ随身像が納められています。






 随身像は木製坐像ですが、腰に太刀を提げ、右手に弓、左手に矢を持ち、背には5本の矢を背負っています。向かって右側の随身の口元が薄っすらと開き阿形、口を結んだ左側が吽形。阿と吽とので左右1対をなしてます。

 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社①―「指定村社」と鳥居の八咫烏
 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社②―踏切を渡る
 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社③―レールの幟立
 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社⑤―本殿と夏祭り
 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社⑥―素朴な石像と丸石
 【関連記事】参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社⑦―殉国戦士之碑、忠魂碑、散華

関連記事