参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社④―直會殿と随身像
上市場・熊野神社の鳥居をくぐり、石段を上がると、すぐに神殿に到達するのではなく、「直會殿」の額が掲げられた立派な門が建っています。
「直會殿」とは「直会殿(なおらいでん)」のこと。祭事の後、神饌や神酒を下げて、氏子などが飲み食いする(共飲共食儀礼)ための建物です。
左右の格子を覗くと、中にはぞれぞれ随身像が納められています。
随身像は木製坐像ですが、腰に太刀を提げ、右手に弓、左手に矢を持ち、背には5本の矢を背負っています。向かって右側の随身の口元が薄っすらと開き阿形、口を結んだ左側が吽形。阿と吽とので左右1対をなしてます。
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