県道9号天竜東栄線を、清流・阿多古川沿いに北上すること約30分。全国にその名を知られた道の駅「くんま水車の里」に辿り着きます。地域名は「くま」なのですが、今やその郷愁を誘う風景と「くんま水車の里」の名により、「くんま」の通称の方が一般的になっています。
「くま 熊」の項―鳶ノ巣山、箒木山の南部、天竜川支流横山川と同支流阿多古川の上流域に位置する。地名の由来は、紀州の人が当地に移住した際、熊野三社を祀ったのでその頭字による、あるいは、熊などの野獣が多いので熊の谷と呼ばれたことによるなどの諸説がある(静岡県磐田郡誌)。
「くま」の地名には、「川の曲がったところ」「奥まったところ」などの由来もあり、「くま」の位置しているのは、阿多古川の源流に近くまさにそんな地域。一山越せば、そこは「さくま」。みなさんは、「くま」と呼びますか?それとも「くんま」と呼びますか?