多分、この辺は立原(たっぱら)。道路脇の1段高い所に、いくつかの石碑、石塔や小さな社が並んでいます。石塔には文字が刻んであったとは思いますが、風化がひどく読むことができません。
この中で気になったのは、割と大きな3個の川石と石祠(せきし)の中の丸石。辺りの山にある石の多くは中央構造線の外帯の結晶片岩。裂けるように割れた石の表面は尖り、こんなに柔らかな曲面ではありません。ましてや石祠に納められた丸石など、水が流れる沢を探しても見つかりません。
もちろん、こんな石は天竜川の河原に降りれば、簡単に見つかるとは思いますが、どんな意味を込めてここまで運び、どんな祈りを込めてここに祀っているのでしょう?
これと同じような石祠に納められた丸石を、以前浦川の五社神社で見たことがあります。その時にも、これがどんな意味を持つ信仰なのかを知ることができませんでした。誰か、ご存知の人はいませんか?ご存知でしたら、ぜひ、教えていただきたいと思います。