「浜背負い祭り」を見るために訪れた佐久間町西渡。車を水窪川に架かる大井橋の手前に止め、歩行者専用の橋を歩いて川向うに渡りました。
こんな歩行者専用の橋のことを「側道橋(そくどうきょう)」と言います。大きな橋の中には、歩行者用に歩道スペースを付けた橋も見られますが、多くの橋は歩行者と自動車の共有。歩行者の少ない佐久間でも、ごくたまに歩いて橋を渡る人と出くわすと、ちょっと危うさを感じてしまいます。
水窪に向かう国道152号と別れ、473号が北上する時に渡る車両専用の橋が大井橋。天竜川に流れ込む水窪川を渡る大井橋には、「側道橋」が併設されています。
写真の左手に見える赤い橋が大井橋で、手前の薄緑色の橋が「大井橋側道橋」です。大井橋は交通量が多いのですがやや狭く、この「側道橋」は住民にとっては嬉しい橋。平成元年(1989)3月竣工とありますので、まだそんなに昔にできた橋でもありません。
銘版の下には、天竜川の激流を下る筏(いかだ)や久根鉱山の鉱石を運んだ帆掛け船など写真が埋め込まれていました。