11月19日(日)、浜松市佐久間町山香地区西渡商店街で開かれた「浜背負い祭り」を見に行って来ました。「浜背負い(はましょい)祭り」の開催は2年に1回。25年続き、今回が12回目です。
西渡には何度となく訪れていますので意外に思われるかも知れませんが、実は私は今回が初めて見物。1番の呼び物「浜背負い時代行列」から紹介します。
かつての西渡は天竜川を船で往来した生活物資の集積場所。船着場で荷揚げされた物資を背負子に結わえ、八丁坂と呼ばれる急道を明光寺峠の荷継ぎ場まで運び上げた女性たちに仮装した人たちの行列。
先頭には馬が進み、続いて男衆の荷車が2台。女衆たちは荷棒(にんぼう)と呼ばれる杖だけを頼りに歩きます。背中に背負った米や塩、魚などは約10キロだったとのこと。決してにこやかな表情では歩けなかったはずですが、「浜背負い時代行列」はあくまでも仮装イベント。楽しませていただきました。