山住神社社殿の建築に当たった大工棟梁は、明治12年(1879)築の本殿は掛塚十郎島の曽布川藤次郎、明治44年(1911)築の拝殿はその子、藤太郎。築後100年が経過した拝殿の補修が、少し前から進められていました。
今回(11月13日)の訪問時、改修工事が完了したことを確認。正面階段や広縁などに張られた、新しい素木の材が目に止まりました。
前回、9月19日の訪問時にはまだブルーシートが張られて工事中でしたので、完成は11月15日の大祭に合わせたのでしょうか?
寺社建築に限らず、木造建築は古くなれば補修が必要。補修の技術も伝統として引き継がれて行かなければいけません。山住神社にとって、そんな歴史の節目となったのが、平成29年(2017)だったのです。