竜頭山から下り、再び車に乗って山住峠に向かいます。途中で車を停めてススキ越しの紅葉を眺め、つくづく季節の移ろいを感じました。
林道脇の斜面には、すでに花の時季を過ぎたフジアザミとホソバノヤマハハコが。日本一大きなアザミ、フジアザミの花は色を変え、枯れた萼片に大きな綿毛が少しだけ残っています。
それに対してホソバノヤマハハコは、まるでドライフラワー。元々白い花でしたから、見た目はあまり変わっていません。
そして、ふたたび山住峠の方に目をやれば、山全体が色づき、まさに「錦織りなす」風景。樹種の多様さ、自然の豊かさを目に見える形で分かりやすく示しているのが、紅葉の季節なのかも知れません。