伝統の湯立神楽「川合花の舞」⑥―扇の四ツと花の四ツ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年11月04日 05:40

 再び、舞手は子どもたち。「扇の四ツ」は中2から高1の4人が舞いました。






 赤い襷を腰と左肩だけに掛け、ある時は緩く舞い、ある時は激しく。八坂神社の神紋は五瓜紋だったと思いますが、法被の背には横木瓜の紋が染め抜かれています。

 時間は午後10時16分。いよいよ、「花の四ツ」の舞が始まりました。小1から小4までの4人が、扇と鈴を手に、クルリクルリと身を翻して舞います。

 その度に笠を飾る花が揺れ、カメラのシャッターが盛んに切られます。可愛らしくて華やかな、これぞまさに「花の舞」。

 現在では電燈の下での神楽舞ですが、かつては松明の灯りだけだったはず。暗い中で自在に舞うのは大変だったでしょう。舞処が狭く、舞手の所作も小さいのは、そのためなのかも知れません。

 気がつくと、石に載せられた灯りが消えそう。松明を足さなくては・・・。

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