赤い襷を腰と左肩だけに掛け、ある時は緩く舞い、ある時は激しく。八坂神社の神紋は五瓜紋だったと思いますが、法被の背には横木瓜の紋が染め抜かれています。
時間は午後10時16分。いよいよ、「花の四ツ」の舞が始まりました。小1から小4までの4人が、扇と鈴を手に、クルリクルリと身を翻して舞います。
その度に笠を飾る花が揺れ、カメラのシャッターが盛んに切られます。可愛らしくて華やかな、これぞまさに「花の舞」。
現在では電燈の下での神楽舞ですが、かつては松明の灯りだけだったはず。暗い中で自在に舞うのは大変だったでしょう。舞処が狭く、舞手の所作も小さいのは、そのためなのかも知れません。
気がつくと、石に載せられた灯りが消えそう。松明を足さなくては・・・。