ノアズキとネコハギ、どちらもマメ科ですが、黄色い花でよく目立っているノアズキと小さな花のネコハギとではずい分違って見えます。
左右非対称の捩れたような黄色い花はヤブツルアズキに似ていますが、葉の形や付き方からノアズキ(野小豆)だと分かります。
名前に「犬」がつく植物は多いのですが、「猫」がつくものはそう多くはありません。「犬萩(イヌハギ)」という植物もあり、ハギと比べて鑑賞の価値がない萩の意味のようですが、「猫萩(ネコハギ)」とは、「イヌハギ」と似てはいるけど「イヌハギ」ではないという意味でしょうか?
全体に毛が多く生えているのを猫に例えたとする説もあるようですが、猫と犬の毛の長さを比較すると、猫の方が長いとは言えませんね。