あいづき昆虫館⑧―スジモンヒトリとフタスジヒトリ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年06月20日 06:20

 多くの蛾は夜行性。かつての照明器具、灯火の周囲を輪を描くように飛び回り、火を消してしまうこともあったため「火取蛾」とか「灯盗蛾」と呼ばれたのがヒトリガの名前の由来。

 スジモンヒトリの白い前翅には、斑点状の黒い逆V紋様が見られ、これが筋紋。翅を開いていますので、赤い体毛が見えています。

 フタスジヒトリのクリーム色の前翅には、X字の黒い筋。これが二筋の名の由来です。

 スジモンヒトリもフタスジヒトリも、食餌植物はクワ科の桑など。養蚕が盛んだった北遠に植えられていた桑と無縁ではありません。

 【関連記事】あいづき昆虫館①―ウンモンスズメ
 【関連記事】あいづき昆虫館②―ヘビトンボ
 【関連記事】あいづき昆虫館③―ハイイロシャチホコ
 【関連記事】あいづき昆虫館④―ウスギヌカギバ
 【関連記事】あいづき昆虫館⑤―ヤマトカギバ
 【関連記事】あいづき昆虫館⑥―ギンモンカギバ
 【関連記事】あいづき昆虫館⑦―トビイロトラガ
 【関連記事】あいづき昆虫館⑨―ヘビトンボとの再会
 【関連記事】あいづき昆虫館⑩―スジベニコケガ

関連記事