北遠にも新緑の季節がやって来ました。淡い黄緑色が濃緑色の杉やヒノキの山を明るく彩り、その中に混じるピンク色が山桜(ヤマザクラ)の花です。
山桜は変異が多いのも特徴の1つ。北遠で多く見る山桜は、花と一緒に芽吹いた新芽に赤みを帯びています。そのため、遠目にも明るく見えます。
山に育っているから山桜と名付けられたのですが、山で見るのがすべて山桜ばかりとは限りません。ところどころで咲いている白い桜は大島桜(オオシマザクラ)。新芽の色は黄緑色ですから、山桜とは印象がなかり違います。
これらはおそらく自生の桜。小鳥たちが種を運び、実生で育った桜です。