「絶滅危惧IA類(CR)」―世界中のここでしか見ることができない美しい花、ゴマノハグサ科ジオウ属のセンリゴマですが、4月22日にはまだ開花していませんでした。センリゴマの開花にも、季節の訪れの遅れが影響しているようです。
「CR」とは「Critically Endangered」。「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」の意味で、「絶滅危惧」どころか「絶滅寸前」です。
近くに咲いている花は、色鮮やかなサクラソウ。これだって、プリムラ・マラコイデスやプリムラ・オブコニカなどの西洋サクラソウとは違い、自生していた在来種を江戸時代に品種改良して生まれた古典園芸植物です。