ケシ科キケマン属の花、ジロボウエンゴサク(右)とヤマエンゴサク(左)です。
今頃の北遠で目にする機会が多いのがジロボウエンゴサク。それに対して、どこにでも咲いているというわけではないのがヤマエンゴサク。ジロボウエンゴサクと比べると花はやや大きく、色の変異はありますが水彩画のように淡い色の美しい花です。
どちらも、スプリング・エフェメラル(春の妖精)の名に相応しい花ですが、ヤマエンゴサクは花色の淡さから「水色の妖精」と呼ばれることもあるようです。
「延胡索(えんごさく)」とは、漢方薬の原料であることから付けられた名前。薬草ということは、一般的には毒草。間違っても口にしないでください!