龍山町西川の和田芳博さん所蔵の古い絵葉書「峰之澤鑛山(採鑛塲)」は、鉱山内部での採掘場面を撮影した1枚です。
金属ハンマーを振るう2人の坑夫と親方風の後姿。実際、ドリルによる掘削ではなく、このようにハンマーを振るっての作業が行われたのかどうかには疑問がありますが、明治40年(1907)から昭和44年(1969)まで北遠に活気をもたらした峰之沢鉱山の数少ない貴重な資料写真です。
この絵葉書が、何かの記念に配られたものなのか、土産として売られていたものかは分かりませんが、絵葉書の周囲はディンプル加工がされていて、かなり高級感のある仕上がりになっています。