山香・浅間山に登る⑥―斜面に残る石積み群
尾根道を15~20分ほど歩くと、傾斜が急になり山頂が近づいたと感じました。それまでの尾根道には大きな岩が顔を出していたのですが、急な斜面には数多くの石積みがあります。
山の斜面で平場を造るための石積みだとは思うのですが、住宅を建てた跡だとすればもう少し広い面積が必要だと思いますし、辺りに住宅を取り壊した廃材や生活用品の名残りなどは見当たりません。山城の曲輪跡と考えるには、やはり狭過ぎます。
焚口の跡のような形も見られますので炭焼き窯ではないか、と考えられないこともありませんが、炭焼き窯ならこれほどたくさん並んでいる必要はありません。浅間神社ゆかりのものか?それとも、山仕事に必要な小屋でも建てられていたのか?
浅間山が修験者の行場だったとしたら、この程度の平場でも事足りたかも知れませんが、浅間山に水が湧く所があるかどうかは不明です。
一体、この石積みは何でしょう?
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