尾根道に出て再認識させられたのは、浅間山が岩山だということ。植林されたと思われる杉の育ちが悪いのは、そのためかも知れません。
それでも杉に覆われているということは、表土があるということ。表土が洗われてなくなってしまえば、樹木は育つことができないはずです。
岩に手を掛けながら道らしい箇所を探して足を踏み出し、少し進むとまた岩が現れます。露出した岩に薄い層が重なって見られますので、緑色片岩か石英が浮き出た石英片岩でしょうか?修験の行場や磐座を連想する岩場が続く山道の様子は、竜頭山の山頂付近に似ています。
岩とともに目に付くのは倒木の多さです。道を遮るように倒れたままで放置されていますので、浅間神社への参道だったはずのこの道が放棄されてから、かなりの月日が流れたことが想像されます。