コロナ退散祈願の秋葉山⑨―セイヨウジュウニヒトエにヒメアカタテハ
秋葉神社上社境内で咲いていたシソ科の青い花はタチキランソウ。環境省カテゴリでは「準絶滅危惧(NT)」。出会える場所は減っているようです。
同じシソ科ですから、花の形は似ているのがセイヨウジュウニヒトエ。江戸時代にはすでに渡来していたとのことですから、今ではすっかり日本の風土に馴染んでしまっています。
セイヨウジュウニヒトエの花で吸蜜していたのはヒメアカタテハ。十二単を纏ったお姫様と考えると、タイムマシンで時代を遡った気分です。
ここは、以前は人家があった宅地跡。家人が去ったことを知ってか知らずか、今年もスラリと立ち上がり、華やかな衣装をまとっています。ヨーロッパ(欧羅巴)のことを「欧州」や「欧米」ではなくて「西洋」と聞くだけで、時代の古さを感じるようになりましたね。
*秋葉山表参道駐車場の閉鎖は、5月31日(日)まで。
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