「119」回目の秋葉山⑧―千両、南天と伊豆千両
麓に近づいた付近で私を迎えてくれた植物は、赤い実をつけた千両と南天。千両(センリョウ)や難を転ずる南天(ナンテン)は、正月に飾られることも多い縁起の良い木として知られています。それは、赤い実の色を縁起が好いと考えたから。
そして、白い実をつけていたのは、伊豆半島の伊豆山神社の森に多く自生していたところから名付けられた伊豆千両(イズセンリョウ)。白い実は目立ちにくいのですが、実の近くにはすでに来年咲く花の蕾が見られます。実と新しい蕾とが同じ季節に見られるのは、子孫繁栄の象徴。秋葉山表参道では、クロモジやヤブムラサキとともに最も見る機会が多い植物です。
秋葉神社上社を午後1時に出発した表参道下りハイキングは、2時30分には九里橋に到着。かかった時間は1時間半でしたので、まずまずのタイムでした。
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