和装体験会「つなぐ・つむぐ・はぐくむ」④―墨流し染め体験
旧掛塚郵便局では墨流し染め体験も行われました。墨流し染めとは、とろみをつけた水の上に染料を浮かべて模様を作り、その模様を生地に写し取るようにして染める模様染め。筆を使って描くのとは違い、作り手の手の動きと偶然の染料の流れとが、独特な風情溢れる模様を生み出します。
本来は着物の半衿として使われるもののようですが、装飾品としても魅力的。地味な手法と思われがちな墨流し染め。でも、カラフルな染料を使えば華やかに仕上がります。
これも、日本伝統の染色手法。自分で体験することで、和装文化の奥深さを身近に感じていただけたと思います。
関連記事