「秋葉山に登るぞォォ!」下見ハイキング③―参道に散らばる杉、ヒノキの枝
秋葉山表参道のジグザグ坂を登って尾根道へと出た辺りの標高は約500メートル。参道の色が緑色へと変わっていました。
その原因は、台風19号の風によって落とされた杉やヒノキの枝。山の斜面と比べ、尾根は風が吹き抜けます。そんな暴風によって細い枝ごと落とされた緑の葉。常緑樹の杉やヒノキでも落葉はするのですが、この落ち葉はけた違いです。
緑の葉は、やがて黄色から褐色へと色を変え、幾層も重なり合えば吸水性に富んだ腐葉土となります。この腐葉土が木を育て、水を蓄えることにつながるのが「緑の防災」と呼ばれる機能。ただし、その機能を十分に発揮するためには、過密に植林された森林ではダメ。
人が植えた木々は、最後まで人が適正に管理することが必要。強風によって木が倒されるのは、自然による淘汰の過程とも考えられます。
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