舞坂宿「往還通り」を歩く④―秋葉山常夜燈
「一里塚址」には秋葉山常夜燈も残されています。「舞阪郷土史研究会・浜松市」の解説看板によれば・・・
新町常夜燈
仲町常夜燈
西町常夜燈
舞阪には往還沿いに3基の常夜燈がある。舞坂宿では、文化6年(1809年)元日、宿場の大半を焼き尽くす大きな火事に見舞われたことから、これをきっかけに火防(ひぶせ)の秋葉信仰が広がり、常夜燈を建て、秋葉講を組織して火の恵みに感謝するとともに、火の用心を誓いあった。
常夜燈の竿石の四面には、両皇太神宮、秋葉大権現、津島牛頭天皇、建立年月が刻まれている。新町の常夜燈は、文化12年(1815年)正月に建立されたもので、灯りをともして悪霊の侵入を防ぎ地域を鎮めるとともに、闇夜を照らす道しるべとして守られてきた。月詣りやのぼり立ては、今も地域の人たちに受け継がれている。
3基の常夜燈はほぼ同じ形で、仲町と西町の常夜燈は文化10年(1813)の建立。そして、仲町の石の祠は秋葉山を祀ってあるとのこと。「舞阪大太鼓まつり」の日には、「秋葉神社」の幟が立てられていました。
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