鳳来山東照宮を訪ねる②―寅童子
家康ゆかりの虎については、狛虎と仁王門の蟇股を紹介しましたが、東照宮拝殿前にも、「寅童子」と名付けられた人形のようなものが奉納されています。
東照宮でいただいたパンフレットによれば・・・
徳川家康公の御誕生は、天文11年(1542)12月26日、寅の年・寅の日・寅の刻でした。同時に、鳳来寺峯薬師の十二神将の一つ「真達羅大将(寅童子)」が忽然と姿を消してしまいました。
元和2年(1616)家康公が逝去された時、寅童子は元の峯薬師に戻ったということです。家康公が真達羅大将(寅童子)の生まれ変わりだと言われる由縁です。
また、「寅童子 この寅童子は戦前から縁起物として作られてきました。招福・開運・出世・子宝・受験に御利益がある置物です。災難にも負けず、常に起き上がるという、起き上がり小法師です。」とのことで、土産物としても売られていました。
関連記事