92回目の秋葉山⑨―コナスビとミゾホオズキ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年06月14日 05:33

 秋葉山表参道のあちこちで見かける黄色い花はコナスビ。花が終った後に付ける実がナスに似ているということから、「小茄子(コナスビ)」の名が付けられています。

 花弁が5枚あるように見えますが、実は合弁花。深く5裂していますので5弁のように見えます。

 もう1つの黄色い花はミゾホオズキ。湿った場所に生育し、花後の実がホオズキに似ているので「溝酸漿(ミゾホオズキ)」の名が付けられました。

 植物名の元になっている「茄子(なす)」も「酸漿(ほおずき)」もともにナス科ですが、コナスビはサクラソウ科、ミゾホオズキはゴマノハグサ科。ナス科ではありません。

 そして、小さなコナスビの花にいた小さな小さな甲虫は、隊長は2ミリ程度。確かではありませんが、チャバラマメゾウムシと思われます。

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