春の気配の秋葉山③―赤石と赤土

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年02月27日 18:09

 秋葉山の地質のほとんどは「Ksc 砂岩、粘板岩およびチャート」。一部に赤石が混じる「Kg 輝緑凝灰岩およびチャート」辺りが「小豆坂」と呼ばれる箇所。踏み固められた参道には大小の赤石が見られ、その赤いストーンを小豆に見立てた呼び名です。♪そだねー!

 尾根道付近の路肩には、三方原台地と同じ赤土が顔を出しています。三方原台地の土は、土壌に酸化鉄が含まれているため錆びた鉄のような赤色。

 冬の朝、霜柱によって持ち上げられた赤土がサラサラの粉になり、崩れて参道にはみ出しています。春野ではこんな赤土を持ち帰り、ふるいにかけて小石を除き、田の土壌改善のための客土として利用するとのこと。もちろん、それは秋葉山表参道の赤土ではありません。

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