秋葉神社上社の拝殿前に上がる途中には、「神恵岩」と名付けられた石が置かれています。
神恵岩の由来
この「神恵岩」は、秋葉山系より産出された巨大な「火打石」です。
秋葉の大神様は火の主宰神であり、十二月に執り行われる「秋葉の火まつり」には多くの人々が訪れ、防火を祈り、また諸厄諸病の難を逃れようと祈りを捧げます。
秋葉の大神様の「神恵岩」より、日本古来の風習である「切り火」をして、厄除け、清め、大願成就をご紀念ください。
見本として置いてある火打金を手に、カチカチと石の表面を掠るように打ち付けると、火花が飛びます。火花は出るのですが、なかなかシャッターのタイミングが合いません。
13回シャッターを切って、ようやく撮れたのがこの1枚。火打金を打ち付けた火打石から火が出ているように見えますが、実は叩いた瞬間に鉄が削れ、飛び散った鉄粉が摩擦熱によって燃焼し、火花となって光を放っているのです。