午前11時、「さあ、行きましょう!」と歩き始めたのですが、「あっ、ここからアクトタワーが見えますよ」と早速の足止め。杉の木の間から見えるアクトの姿を確認していただきました。
「ここまで来れば、太平洋が見えます!」。冬の秋葉山で見ることができる絶景、黄金に輝く太平洋です。
遠くに見える太平洋が金色に見えるのは、海の色ではなくて海面で反射している太陽の光の色。波長が短い青い光は乱反射しやすく、波長が長い赤い光は遠くまで届くため、私たちの目には、金色に見えるという理屈です。
11時を少し過ぎただけの太陽は、秋葉山から見える太平洋のほぼ真上にあり、海面で反射した光が冬の乾燥した大気を抜けて、私たちの元にまで届いたのです。