掛塚の屋号紋あれこれ①―「○」

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年11月07日 05:28

 農家だった実家の屋号は、斉藤だから「○+サ(まるさ)」、お隣の木下さんは「∧+木(やまもく)」、稲垣さんちは名前の1字を取って「┐+忠(かねちゅう)」。農家でも、農産物の取引や集落内での付き合いに不便を生じないように屋号が決められ、代々、屋号で呼び合うことが一般的でした。

 屋号の起こりは、江戸時代。身分制度により、原則としては武士以外の家が苗字を名乗ることが認められていなかったため、家ごとに苗字替わりの屋号を付け、これを人別判別の材料として使うようなりました。

○吉

○信

○ト

○や


 実家と同じ「○」の屋号は、「○吉」「○信」「○ト」「○や」。記号としての「○」は、分かりやすく縁起も好いので人気です。

 【関連記事】掛塚の屋号紋あれこれ②―「∧」
 【関連記事】掛塚の屋号紋あれこれ③―「┐」
 【関連記事】掛塚の屋号紋あれこれ④―「□」他

 【関連記事】二俣で屋号紋を探す①―∧竹(やまたけ)の蔵
 【関連記事】二俣で屋号紋を探す②―山カ、山文、山天、山中
 【関連記事】二俣で屋号紋を探す③―カネ吉、カネ甲
 【関連記事】二俣で屋号紋を探す④―○一、○二、○百、○ト
 【関連記事】晴れ時々長野⑮―屋号紋探し
 【関連記事】遠州森町で屋号紋を探す①―ヤマチョウ
 【関連記事】遠州森町で屋号紋を探す②―「∧」
 【関連記事】遠州森町で屋号紋を探す③―「○」
 【関連記事】第12回浜背負い祭り⑭―西渡の屋号紋
 【関連記事】水窪で見かけた屋号紋あれこれ
 【関連記事】笠井の町歩き⑪―屋号紋あれこれ
 【関連記事】掛川の町歩き⑩―屋号紋あれこれ
 【関連記事】引佐町渋川を歩く⑥―屋号紋

関連記事