秋葉寺は、表参道の終盤に差し掛かる手前の区切りと感じる地点。かつては秋葉山山頂にあった寺の流れを汲み、三尺坊大権現を祀る寺として知られています。
秋葉寺の裏手には東海自然歩道のトイレがありますので、時間をかけて登って来た人にとっては、最初で最後の用足しポイント。山頂に着くまで我慢する必要はありません。さあ、ここから25分ほどで上社に到着します。
ここから先の道には浮石はありませんが、秋葉杉の根が地表を這い、1歩1歩膝を曲げて靴底を浮かせて歩かないと、木の根に躓く恐れがあります。
道の真ん中に行く手を塞ぐかのように生えている天狗杉。杉の右を通るか、左を抜けるかは人それぞれ。私はいつも左側。天狗杉を過ぎる時に、右手を伸ばしてそっと幹に触れるのは、私流の挨拶のつもり。
私たちAKG(秋葉観光ガイド)が作ったガイド本『秋葉山表参道を歩く』の表紙の写真の天狗杉が、私たちにとっては表参道のシンボルなんです。