春から夏にかけて咲く花は、気温の上昇を季節の訪れと感じて開花の時期を決めていますので、山の麓では早く咲き、山頂に近づくにつれて開花時期が遅れます。
当然ですが、秋葉山も同じ。麓付近ではハナミョウガやコアジサイが咲き始めました。
ハナミョウガは赤い絵ロウソクのような花穂を立ち上げていましたが、実は花はまだ蕾。蕾が開けば白い花びらに赤い筋が目立つようになります。
私が好きな花の1つがコアジサイ。僅かに青みがかかった白い打ち上げ花火が一斉に開いたような花。梅雨に入れば、雨に濡れたコアジサイにも風情を感じますが、小暗い秋葉山表参道を明るくしてくれるのはコアジサイが一番です。