青谷(あおや)の道では、シオカラトンボに似たトンボが盛んに飛び回り、舗装された道に翅を広げて止まります。
このトンボは、春から初夏にかけてよく見られるシオヤトンボ。「低山地の水田、休耕田、池などで見られる」とのことですから、青谷の自然はシオヤトンボにとっては理想的な環境です。
体色の違いは、♂と♀の違い。漢字で「塩屋蜻蛉」と書かれるシオヤトンボの名は、白い粉を吹いたように見える♂の印象。黄褐色の♀は、シオカラトンボと同じように麦藁蜻蛉(ムギワラトンボ)です。
青谷の蜻蛉なら、青谷蜻蛉(アオヤトンボ)と呼んであげたいのですが・・・。