秋葉山お花見ハイキング⑦―黒文字ロードを行く

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年04月21日 05:11

 みなさんにも毎度お馴染みになったはずの秋葉山表参道の黒文字ロード。三尺坊秋葉寺手前のクスノキ科の香木、クロモジが群生する坂道のことです。

 黒文字とは、宮中などに仕えた女性が、語の最後に「文字(もじ)」を付けて婉曲的に表現すした文字詞(もじことば)、女房詞(にょうぼうことば)の1つ。木肌の黒いクロモジで作られた楊枝を称して「黒文字」と呼んだことから名付けられた植物名です。

 枝を折って鼻先に近づければ、歩き疲れも吹っ飛ぶ爽やかな香り。春には明るい黄緑色の花が咲いて新芽が芽吹き、樹間を透けて届く春の陽射しに明るく輝きます。

 クロモジは秋葉山表参道を代表する木の1つ。私が72回も秋葉山に登ることができたのには、このクロモジのおかげがあったことを忘れてはいけませんね。

 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング①―満開の桜
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング②―朝露に濡れた花々
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング③―コショウノキ、ミヤマシキミとイズセンリョウ
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング④―山桜と大島桜
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング⑤―小さなシロバナタンポポみたいな「千本槍」
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング⑥―マンリョウとアリドオシ
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング⑧―❤ハート石
 【関連記事】秋葉山お花見ハイキング⑨―クマガイソウ

 【関連記事】70回目の秋葉山⑧―クロモジロードを歩き秋葉寺へ
 【関連記事】霧に霞んだ秋葉山へ登る⑦―霧に浮かぶクロモジの花
 【関連記事】春から初夏への秋葉山⑤―新芽が輝くクロモジの木
 【関連記事】春から初夏への秋葉山⑥―仁王門の屋根で育つクロモジ

 【関連記事】2017年、枯山のギフチョウ③―アブラチャンとクロモジ

関連記事