秋葉山表参道の日当たりの良い場所には、小さな小さなシロバナタンポポのような「センボンヤリ」が咲いていました。
タンポポに似てはいても、タンポポ属ではなくセンボンヤリ属。春には白い小さめのガーベラにも似た花を咲かせます。
「春には」と書いたのは、秋にもう一度花を咲かせるから。と言っても、「咲かせる」とは言えない蕾のままみたいな「閉鎖花」。この形が大名行列のときの毛槍に似ているところから「千本槍(センボンヤリ)」の名が付けられました。
毎年ここで花を咲かせているのはセンボンヤリ。そして、いつの間にか雲が広がり、辺りは薄ぼんやりで富士山は見えませんでした。