しばしのトイレ休憩の後、秋葉寺を出発した時、AKG(秋葉観光ガール)の2人が私たちの集団を抜け出し一気に差をつけて山頂を目指しました。その理由は、数分の差で3時間を切れず悔しい思いをした前回登山のリベンジのため。時計を見れば、そんなに焦る必要もないのですが、2人には強い思いがあったようです。
私たちは相変わらず天狗杉を見上げ、山道に杉の根が浮き上がっている木の根道でつまずかないように1歩1歩のマイペース。それでも時々腕時計で時間を確認し、最後の急な坂を登ります。
ここからは参道が広くなり、土留めの丸太が階段状に並べられています。右へ左へと緩やかなカーブを描き、私の70回目の秋葉山登山もあと少しでゴール。AKGの2人は、とっくに秋葉神社上社に着いたようです。