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2020年07月26日

懐かしい春野の廃校風景④―旧「花島小学校」を再訪

旧「花島小学校」の校舎と運動場 【2009年5月18日】春野町花島、旧「花島小学校」が廃校になったのは昭和44年(1969)。現在は、茶工場(春野では「茶部屋」と呼んでいるようです)に使われている、一部の瓦も剥がれ、崩れかけた古い木造校舎。久しぶりに訪れた日は、茶の摘採シーズン。旧校舎跡の中では製茶作業の真っ最中でしたが、そんな忙しい中、問いかけに快く答えていただきました。

 「あの~、この小学校の生徒さんは、何人くらいいらっしゃったんですか?」と尋ねたところ、「多い時には100人くらいはいたよね。昔は、子沢山だったから」とのこと。

旧花島小学校の校門=その横には二宮金次郎の台座が残っています 「あの、オシャレな洋風の建物は?」「あれは、音楽室。あっちに見えるのが校長先生の住宅で、校門の横には二宮金次郎も立っていたんだけど、いつの間にか行方不明になってしまって・・・」。確かに、台座だけが残っています。「今、子どもさんは、どこまで通っているんですか?」「熊切小。少ないけどね」。

 花島は、「春埜杉」で有名な「春埜山大光寺」のある集落。『静岡県周智郡誌』によれば、大正4年の「花島尋常小学校」の生徒数は61。世帯・人口は、明治13年27・123、同24年27・135、大正9年37・203、昭和30年40・253、同40年38・197となっています。

 *記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたので、過去記事を再掲載させていただきました。



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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:33│Comments(0)出かけよう!北遠へ学校・子どもたち・廃校
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