秋の北遠散歩⑧―アキノキリンソウとツリガネニンジン
鮮やかな黄色い花を咲かせていたのはアキノキリンソウ。アキノキリンソウとは、秋に咲くキリンソウに似た花の意味ですが、キリンソウはベンケイソウ科で、アキノキリンソウはキク科。そもそも「キリン」とは、動物園にいるキリンではなく、伝説上の動物「麒麟」に似ているとして名付けられたとされていますが、「いやいや、貴輪の意味だ」とする説も。
下向きに釣鐘みたいな花を咲かせていたのは、キキョウ科のツリガネニンジン。名前に「ニンジン(人参)」と付けられてはいても、野菜のニンジンではなく、根の形がチョウセンニンジンに似ているから。花の見た目から「ツリガネソウ」とか「チョウチンバナ」と呼ぶ地方もあるようですが、その方が覚えやすいですね。
この日(10月11日)の北遠の佐久間の空は、真っ青な空に白い筋雲が流れ、これぞ秋の空。まだまだ異常なほどに暑い日が続く今年(2024)ですが、そろそろ秋めいて来ることを信じましょう!
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