旧磐田郡豊岡村敷地を訪ねる⑤―永安寺と有馬朗人の句碑
次に立ち寄ったのも「遠州の当目石を探せ④」で紹介した臨済宗妙心寺派の永安寺。本堂軒下に掲げられた寺号には「永安禅寺」と書かれています。
本堂の裏にあるのは当目石で造られた供養塔です。
「2018 磐田歴史検定」43問は「敷地にある野辺当信(まさのぶ)の供養塔は、静岡県で最古の五輪塔で鎌倉時代中期と言われています。何処のお寺にあるのでしょうか。[A.永明寺 B.永安寺 C.浄光寺]」。
正解は、もちろん「B.永安寺」。Aの永明寺、Cの浄光寺は、塔頭とも呼ばれる境内にある末寺院。
そして、「2018 磐田歴史検定」の13問は「敷地永安寺境内に『梨の花郵便局で日が暮れる』の句碑があります。この句を詠んだのは誰でしょう。[A.萩原井泉水 B.有馬朗人 C.大橋波蘭]」。
正解は「B.有馬朗人」。有馬氏は、元東大総長であり文部大臣や科学技術庁長官も務め、俳句結社「天為俳句会」を主宰する俳人でもありました。
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