「伊勢湾台風」「台風10号」による被害―佐久間町

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年10月12日 14:11

 昭和34年(1959)9月26日、思い出すのも恐ろしい「伊勢湾台風」が襲来。佐久間町大井の旧西渡橋の橋梁には、水窪川を流れて来た家屋が引っ掛かったと聞きました。

 その台風による佐久間町の被害の様子を収めた写真があります。1枚目の写真は、山香地区の明光寺の写真とのこと。明光寺は峠にありましたので、水害よりも強風による被害。風で倒されたと思われる大きな杉が2本写っています。

 また、同43年(1968)8月29日、「台風10号」襲来では、国鉄飯田線浦川~早瀬間の第一大千瀬川橋梁(島中鉄橋)が流出する被害が出ました。

 その「台風10号」による被害の様子が、後の2枚です。写真の説明には「浦川」と書かれています。こちらは、水による被害。復旧にいそしむ住民が写っています。

 同31年(1956)には佐久間ダムが完成しています。天竜川の治水には一定の効果が出たと思いますが、台風19号の暴風域に入った現在、猛烈な風雨が不安を掻き立てます。

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