旧津倉家住宅の障子張り替え作業③―障子張り
一番、神経を集中させなくてはできない作業が障子張り。7月27日の予行演習で紙を剥がしておいた小障子入り板戸の障子に、新しい障子紙を貼りました。
ここで、みなさんに質問です。障子紙を「貼る」のに、障子を「張る」とはどうしてでしょう?それは、障子は紙を貼るだけではなく、皺のないようにピンと張る必要があるからです。
旧津倉家の障子に貼られていた古い障子紙はもちろん和紙だったのですが、新しく準備した障子紙はナイロン繊維なども漉き込んだ洋紙。丈夫で破れにくいのはいいのですが、丸まった紙を平らに貼って、皺なく張るのは思った以上に大変です。
次回(8月17日)の作業では、障子の桟の補修なども行い、9枚のうち何枚を張り替えることができるでしょうか?
大変な仕事ですが、楽しい作業。昔懐かしい昭和の風景が蘇って来るようです。あなたも、一緒にやってみませんか?「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」では、新会員を募集しています!
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