東海道・白須賀宿を歩く①―松並木
新居宿が東海道五十三次の31番目の宿場なら、32番目の宿場は白須賀宿。湖西宿の西のはずれ、橋本で県道417号新居浜名線から右にそれた道が旧東海道。大倉戸付近には昔の面影を感じさせる松並木が残っています。
諸国の主要街道に松や杉の並木を造ることを命じたのは、慶長9年(1604)の徳川家康。海岸に近い東海道では箱根の杉並木などを除き、塩害に強い黒松が植えられましたが、太平洋戦争中には航空燃料として油を採取や道路拡張などで伐採され、昔ながらの松並木が残っているところは少なくなっているのが現状です。
実は、ここ浜名旧街道の松並木も松くい虫の被害により、昭和50年代に全滅。現在の松並木は、昭和62年に植栽・復元したものだそうです。
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